不景気時の転職で踏み出せない時に考えるべきこと

景気が悪いけれど転職したい、でもなかなか踏み出せないということがあります。転職には体力や精神力がいります、費用もかかるので、転職したいしっかりとした理由をきちんと考える必要があります。

もし、会社の資金繰りがうまくいっていないとか、労働環境が劣悪、給料がきちんと支払われないといった大きな問題があるなら、転職を考えるのが最善でしょう。でも、大きな問題でなければ、あえて、不景気の時に転職する必要はないでしょう。転職経験のない方の場合は、特に、景気の良いときに転職を考えるのが最善です。

転職経験がある方でも年齢的な要素を考えましょう。30代前半から半ばの方であれば、景気の良し悪しに関わらず、希望の求人を探せる可能性が高いです。将来に備えて、スキルや知識、実績などを積むために転職することも悪くありません。でも、38歳以上の方の場合は、慎重に考えることが必要です。

将来やりたいことやビジョンが決まっているなら、手掛けていたプロジェクトが終わった時や異動の時期などに転職を視野に入れることができます。「これまでの経験やスキルを生かしてこんなことに挑戦したいが、今の職場では自分を活かしきれない」と感じるなら、転職して、自分を活かした働き方ができるかもしれません。

ただ、自分を活かせない原因が自分自身にある場合もあるので、冷静に判断しましょう。会社側の課題に対して認識が不足している、コミュニケーションがうまくいっていないということもあります。この問題を解決しないまま、転職しても、また同じような問題にぶつかります。

自分に原因があることが分かったなら、その点を改善してから、転職を考えるようにしましょう。